耳障りの良い言葉は怖い

人を励まし、感動させる。それは素晴らしい✨
でも・・・イイカゲンなのは嫌いです。
先日、ある芸人さんが漢字の成り立ちを説明し、
とある人のおっしゃる希望を、いかにも縁があるように
本人の願望そのまま肯定する形で説明していました。

大嘘、誇張。けれど、嘘も方便ともいう :syun:
善意からやっているのだと思いますし、
言われた人は希望を持つでしょう。
誉められて悪い気はしないし、喜ばれるのは気分も良い。
それでいいのかな？

喜ばれることばかり言ってたら楽でしょう。
飛躍させた読みをする占い師もいますしね。
でも、やっぱり無理なものは無理。無い縁は、無い。
何事もご縁が根本にあるのが人生です。

一見、希望は100％不可能とは思えません。
頑張ってたら、どこかで叶うと思えたりする。
でも、現世では絶対に叶わないことが具体的にはあります。
TVで見たときに言ってた希望は、縁がないものでした。

本当に彼女の希望が叶うのか見てみたら、不可能だった。
最終結果が力でしたから、とても叶えるのは無理です。
間違った方向にやる気を出させて、大切なものが消えたら？
もし、頑張って進めてみようものなら苦しみが襲い掛かり、
最悪の場合は、命を絶つくらいの絶望があるかもしれない。

思うのですよ。

夢や希望が叶うなら素晴らしい。
けれど、叶わなくても別の縁を大切にして築く生業はある。
せっかく本位でなくても頑張って築いた軌跡があるのです。
その尊さを忘れてはいけない。その感謝を忘れてはいけない。

夢とは別の厳しい道でも、頑張って地位を築けたからには、
現世での縁は、そのことをせよと言ってるかもしれません。
耳障りが良い言葉は、逆に恐ろしいです。
愛があれば、真実をいう。

それでも自分が思おうことをする自由はある。
それが私の姿勢です。