ケルトを読むにあたり、大切なポイントを解説してみます。
各カードの意味は、大アルカナのニュアンスを基本にして、
小アルカナも随分と体験が蓄積されてきたかしら(^-^)
これが出たら、辛いんだよね〜 とか
このカードは、助かるんだよね〜 とか、
実体験を精査すればイメージが出来てくるでしょう。
さて、単一カードのイメージがわかってきたときに出がちな失敗。
タロットで、ケルトは特に時間が流れているので、
常に、進化や退化の可能性が出ているとイメージしてね。
過去が悪いのに良い流れになっているとすれば、
過去の悪いことを放置して、勝手に良くなるのでなく、
良い可能性を踏んで、それが良い流れにしてくれると思おう。
その辺を解明していくことがケルトでは出来るでしょう。
実際に読むときは、未来への流れの7番以降も参考にしますが、
今回は、読みのニュアンスをつかむために1番⇒6番で書いてみます。
現在に強いストレスを示す【棒7】が悪い意味で出ていた例。
近い未来の6番には【剣6】が出て、第三者の好影響と読めました。
このときに、自分の置かれた苦しい状況や苦手意識を真剣に捉え、
良い意味の第三者が勝手にでてきて、勝手に貢献して救ってくれる
という風な安易な発想をしてはいけませんよ。
運を変える=イコール、自分を変えるのです。
だって、今の苦しい運も自分が作ってきたものです
私たちは残念ながら、自然体で常に万全万能とはいかないのよね。
ここで、何も変わらず改める部分を良い意味の中に見出さず、
第三者と前向きに関わっていこう では可能性を潰してしまう
安楽に良い意味と悪い意味を作文するのでなく、心で読むこと!
苦手意識や辛い状況にあるときに、本当は付き合いたくなくても、
上司や同僚の遊びに行く流れに頑張って乗っていくとか、
そういう棒7の状況を自分で変える機会を剣6で作ることです。
この例では…
この方は、いつもなら5・6人で食事をしても、
二次会へ繰り出すときには「お疲れ様でした」と帰っていた。
早く自分の家に帰って、ゆっくりするのが好きだったし、
苦しい状況だと余計に、早く帰りたいと思いがちだったそうです。
でも、その時は流れについていくことにしたとか
今まで付き合いもしていなかったのだから、場の空気にも慣れず、
楽しいとは思えなかったそうですが、みんなの様子はわかったし、
自分が頑張ってその場にいることで、周囲との会話も少しは進んだ。
それを期に、上司や同僚の色々な気持ちや本音や頑張りも見えて、
自分が避けて楽をしていたときに、努力とまでは言わないにしろ、
「付き合いを通して意志の疎通が広がっていた同僚達は偉い!」
そう思えたそうです
剣6は、
そういう流れに順応してみることで初めてわかることが多いのです。
良い意味で、楽々と気分が良い流れが起こってくれるだろうと
安易に期待していると何も起こらなかったかもしれませんね。
彼が言うには、
いつも通りの自分だったら何も変わっていないはず!
と断言していました。もし、あのとき同僚に対して
「俺は帰ってもいいかな」と聞いたとしたら
ある意味で、剣6の第三者の助言と解釈できるでしょう。
独断ではないという形式上の格好はつきますね。すると、
いつも来ない人を同僚さんも引き止めない。
それなら、本当の意味で助言を聞いたと言いません。
『助言』という意味を表面的に解釈するのでなく、
タロットの場合はキーワードに真剣に向き合うことが大事!
その真の意味が伝わるように、今後も気持ちを入れて解説しますので、
みんなも、その辺をしっかり感情を伴った読みにしてくれると嬉しい。
・・・というか、そうしないと人生の岐路では活用できませんよ。